| |
|
|
|
|
| 現在の財政状況と今後の見通しはどうか。 |
動画 |
|
|
15年度9月補正予算は、昭和40年以来の少ない額であるが、15年度9月補正予算後における県債の依存率は13%、公債費比率の推計値も13.4%であり、財政指標としては全国平均が悪化している中では上位を維持している状況であるが、財政指標についても数値自体は近年急激に悪化しており、今後も上昇が続くものと考えている。
また、県税収入が平成13年度から3年連続で減少に転じるなど財源の確保が厳しい状況になってきているうえ、公債費は地方財政計画が2.5%であるのに対し、本県ではそれを大きく上回る11.4%の伸びとなることから、実際の財政運営の中では、基金等の大幅な取り崩しを行う等非常に厳しい財政運営を強いられている。
今後も県税収入の急速な回復を望むことは難しく、三位一体改革により国庫補助負担金の削減や地方交付税総額の抑制も予想される中、歳出面では公債費の累増が見込まれることから、財政状況は一層厳しくなっていくと考えている。 |
|
| 効率的な財政運営に向けた今後の取組方針はどうか。 |
動画 |
|
|
財政運営を効率的に運営するうえで重要なことは、歳入と歳出の均衡を図ることであり、歳出の抑制を基本とした財政運営は避けて通れないと考えている。
政策面では、従来の施策を見直し、新たな施策への転換を図っていくことを基本に県民ニーズに即した施策への重点化、効率的配分を今まで以上に進めていくことが必要と考えている。
このため、シーリングの徹底による歳出削減、施設整備の抑制、行政評価の活用などに取り組んでいくとともに、税収などの自己財源の確保や国に対する税財源の充実強化の要望等を通じて歳入の確保・拡充にも努めて参りたい。
また、職員全員が財政状況に危機意識をもって財政体質を改善するため、部局長等を対象とした意識改革のための研修や庁内体制の強化を行い、職員が一丸となってその取組みを加速しなければならないと考えている。 |
|
瀬戸大橋線輸送改善事業の具体的内容と効果はどうか。
また、GCT導入に向けた今後の取組みはどうか。 |
加戸守行知事 |
|
動画 |
|
|
この事業は、JR西日本、香川県及び本県が出資して設立する第三セクター会社が、国の「幹線鉄道等活性化事業」を活用し、瀬戸大橋線で最もダイヤが過密となっている早島駅付近約3.3qの複線化等を実施するものであり、事業期間は平成15年度から18年度までの4年間、総事業費は30億円となっている。
なお、これに関係する岡山県並びに四国4県の負担割合は、特急及びマリンライナーの利用者数や列車本数を基本に電化等の利便性も考慮して5県が合意し、本県は自治体負担額の22%を受け持つことで決着した。
また、事業効果としては、瀬戸大橋線の輸送力強化によるダイヤ設定の柔軟性や新幹線接続の改善、ダイヤの早期復旧、四国・岡山間の運行時間短縮など「在来線の利便性向上」が主目的であるが、「将来のフリーゲージトレイン導入のための基盤整備」ともなる事業であり、黒川議員お話しのとおりフリーゲージトレイン導入に向けた大きな第一歩になるものと期待している。
次に今後の取組みについては、元々フリーゲージトレインは、既存の鉄道施設を最大限に利用しようとするものであるが、導入の効果を高めるためには、「在来線の整備」が必要であり、今後、南予への電化延伸を含め、どこまで整備し、スピードアップを図るかを、地元自治体やJR四国とともに検討していきたいと考えている。このため、まずは、県内の推進・検討組織づくりに向けて、現在、市長会や町村会と協議を進めているところである。
また、今後とも、国に対しては、四国へのフリーゲージトレインの早期導入を強力に働きかけるとともに、在来線整備に必要な補助制度の創設や財源確保を求めていきたいと考えている。 |
|
| 新居浜地域の産業の活性化に向けて、今後どのように取り組むのか。 |
加戸守行知事 |
|
動画 |
|
|
化学や機械など大手メーカーの企業城下町として栄えてきた新居浜地域の産業は、長引く景気低迷やグローバル化の進展などにより、数字で申し上げるとバブル最盛期の平成2年から13年までに、製造業で事業所数が22.3%、73事業所が減少したほか、従業者数は35.1%、人数4,515人が減少しており、厳しい状況が続いている。やや救いであるのは、その間に、製造品出荷額も減少したものの、減少率は4.4%であり、金額は216億円の減少となっている。
このような中で、中小鉄工業者を中心とする地元中小企業が活力を取り戻すためには、従来の大手メーカーからの発注を待つ受身の経営ではなく、同業種の集積のメリットを十分に生かしながら、これまでに蓄積した加工技術に磨きをかけ、新たな製品開発や新分野展開などに積極的に取り組むことが重要な課題となっている。
このため、県では、えひめ産業振興財団や東予産業創造センター等と連携し、各種企業組合が行う県外への受注開拓事業や大都市圏で開催する見本市への出展支援、創業や新事業展開に取り組むための総合的な相談・指導などを行うほか、先端的で競争力のある素材を持つ大手企業と新分野展開に意欲を持っている地場企業との橋渡しによる新製品開発の促進に努めているところである。
今後は、これら施策の一層の推進と合わせて、新居浜市と連携して企業誘致に努めるとともに、今年4月に産学官が一体となって設置した「愛媛県東部地域産業育成支援会議」や公的支援機関等とも連携しながら、やる気のある中小企業の取組みを積極的に支援し、新居浜地域の産業の再生と活性化を図って参りたいと考えている。
私は八幡浜出身であるので、八幡浜では浜っ子知事と呼ばれているが、新居浜も同じ浜を持つということで、新居浜に行っても浜っ子知事として暖かく迎えてもらっているので、新居浜市が工業都市としてのかつての輝きをぜひ取り戻していただきたいと願っている。
なお、最後の要望として私並びに理事者側に暖かいエールを送っていただいたことに感謝し、期待に応えるべく頑張っていきたいと思っている。 |
|
| |
|
| 不登校の現状とそれに対する取組みはどうか。 |
動画 |
|
|
平成14年度の本県の不登校児童生徒は1,119人であり、平成13年度より104人減少している。しかし、お話しのように、本県でも中学1年の不登校生徒は小学校6年の不登校児童の2.5倍になっており、特に中学校入学時の不登校の状況を憂慮すべき事態と認識している。
このために、これまでにも、学校に医師や臨床心理士などを派遣したり、スクールカウンセラーや心の教室相談員を配置したりするなど相談業務の充実に努めるとともに、いじめ・不登校問題に関する教職員の研修により、カウンセリング等の理論や技能の向上に努めてきたところである。
さらに、本年度においては、新たに、県総合教育センターの療育教室や市町村が設置する適応指導教室、児童相談所、学校、家庭、地域などが連携を図り、児童生徒、保護者への望ましい支援の在り方などについて調査研究を行う「不登校対策ネットワーク整備事業」を行っており、その成果を今後具体的な対策に反映していきたいと考えている。
また、学校間の連携交流については、人事面で本年度、136人の教員が小・中学校間あるいは中・高校間で交流しており、さらに、中高一貫校では高校と中学の教員が協力して授業を行ったり、地域によっては、高等学校の体験入学や運動会などの交流活動を行ったりして理解を深めあっている。
お話のあった、不登校対策としての一元的な生徒指導のための組織や学校間の連携については、他県の状況もよく研究し、課題として検討させていただきたい。 |
|
| 指導力不足等教員への取組みはどうか。 |
動画 |
|
|
指導力のない教員の授業を受け続けることは、児童生徒にとって耐え難いことであり、思い切った対策が必要であると思っている。このため平成13年度より、「教員の資質向上調査研究会議」において調査研究を進め、その検討結果を受け、本年度、指導力不足等教員の認定、申請等に係る教育委員会規則及び要綱を定めた。
これを受けて、各学校においては、現在、指導力不足等と思われる教員の実態把握を行い、その後、市町村教育委員会や県立学校から申請のあった教員について、県教育委員会で、新たに設ける審査委員会で審査し、その審査結果に基づき、来年度から1年間、教育センター等外部研修機関を中心として、研修を受けさせることとしている。
また、このような指導力不足等教員を生じさせないためにも、まずは教員の採用選考時の多様な評価情報が重要であると認識しており、現在も志願時に、大学生活や教育実習の状況を記載した「志願者調書」を提出してもらったり、自己アピール欄を設けたりして、これらの内容を選考の参考として活用している。
今後とも、多面的な評価、判断に基づく選考試験が行えるよう、採用方法の見直しに努めるとともに、採用された教員が、情熱を絶やすことなく、自らの力を十分発揮できるよう、新たに導入した10年教職経験者研修制度など実効性のある様々な研修や研究の機会を充実し、資質の向上に積極的に取り組んでまいりたい。 |
|
| より良い学校づくりに対する県の取組みはどうか。 |
動画 |
|
|
これからの学校教育においては、受身と画一から自立と創造に向け、各学校が特色ある教育活動を展開することが特に求められており、そのためには、校長のリーダーシップのもと、教職員が意識改革を進めながら、生徒や保護者、地域等のニーズを踏まえ、創意工夫を生かした学校づくりを行うことが大切である。
特に、児童生徒の個性や能力を伸ばしていくためには、何よりも学校が楽しい、授業が好きと言われることが第一であり、各学校では、それぞれ生徒や教職員、保護者等を対象にいろいろなアンケート調査を行うほか、外部の方に学校評議員として校長に助言をいただくなど、学校教育に対する幅広い意見の把握に努め、生徒が主役となる授業の実践、生徒会活動や学校行事の見直し等を積極的に進めているところである。
県教育委員会としては、より良い学校づくりのための学校評価制度を導入し、昨年度、その手引書を作成、配付したところであるが、お話のアンケート調査についても、この手引書に沿って学校が内部評価、外部評価を行う過程でそれぞれ独自のアンケートを行うこととしており、その提言や意見を踏まえ、新しい視点で開かれた魅力ある学校づくりに取り組むよう指導してまいりたい。
|
|
| 青少年の性感染症対策について
|
| 県は、青少年を性感染症から守るためにどのような対策を講じていくのか。 |
保健福祉部長 |
|
動画 |
|
|
ご指摘のとおり、わが国では、若年層を中心にクラミジア感染症などの性感染症が増加傾向にあり、本県の感染症発生動向調査においても、同様の傾向が見られることから、これの予防対策として、国の示した「性感染症に関する特定感染症予防指針」に基づき、若年層を対象とした予防思想の普及啓発を積極的に推進する必要があると考えている。
このため、保健所などにおいて、思春期における性教育をはじめ青少年に対する性感染症予防の正しい知識の普及啓発として
○学校と連携した性感染症に関する講習会の開催
○小グル−プ形式による研修の開催
○思春期教室の開催や思春期に関する相談
○エイズフォ−ラムやエイズ相談・検査などに取り組んできたところであるが、
思春期における性の健康は、本人のみならず、時には次世代への悪影響をも及ぼしかねない重要な問題であることから、県では、本年度から新たに若者向け情報誌へ性感染症予防知識を掲載し、普及啓発を図ることとしているところである。
なお、今後とも、学校をはじめ関係機関と連携して、青少年に対する予防思想の普及啓発を一層推進してまいりたい。 |
|
|
動画 |
|
|
クラミジアをはじめとする性感染症については、ご指摘のとおり、近年、全国レベルでその増加傾向と低年齢化が大きな社会問題となっており、本県でも、学校教育としては、学習指導要領に基づき、中学3年生と高校1年生の保健体育の授業を中心に、性教育の一環として性感染症の予防についても指導している。
お話のあった予防対策については、既に、専門医師や保健師を講師に招いて指導を受けたり、生徒に指導をしている学校も多く、具体的な成果もみられることから、各学校の現状に応じ、今後、効果的な指導を行うように積極的に啓発指導していきたい。
また、血液検査の実施について、現状を言うと、学校における健康診断は、学校保健法施行規則に具体的に定められた検査項目により実施しており、現在、血液検査そのものが学校の健康診断の対象になっていない。このため、特に、性感染症対策として血液検査を新たに実施する場合、
○その必要性、妥当性について、全ての生徒とその保護者の十分な理解を得る必要がある。
○国・公・私立を問わず全ての学校で一律一斉に実施する必要がある。
など、直ちに実施するには解決すべき問題が多いと思っている。
従って、県教育委員会としては、当面、性感染症を予防するためには、まず、生徒たちに自分の行動に対する責任を自覚させること、そして、発達段階に応じた医学的な知識を習得させることが基本であると考えており、今後とも、養護教員が個別相談に応じたり、学習指導要領や性教育指導の手引等を踏まえ、各学校が、今後特に性感染症の問題を重視して性教育を行うよう指導してまいりたい。 |
|
| えひめ学園の整備・充実について
|
| えひめ学園の寮舎整備について、今後どのように計画しているのか。 |
保健福祉部長 |
|
動画 |
|
|
えひめ学園の児童寮は、近年、男子寮2寮、女子寮1寮の合計3寮で運営をしており、9月1日現在で、男子11名、女子4名の児童が家庭環境その他の理由により入所し、職員が児童と生活を共にする家庭的な雰囲気のもとで、児童との信頼関係やふれあいを基本に、自立のための生活・学習指導を行ってきている。
これまでも入所児童の居住環境の維持向上のために、必要な修繕を行ってきているが、現在、児童が入所している寮舎は、私も6月に現地を見たが、建築後約40年を経過していることから、雨漏り等老朽化が著しく、改築の必要性を認識している。
このため、厳しい財政状況にあるが、小舎制を基本として、家庭的雰囲気を持った温かみのある木造で、入所児童が安定して生活できるような児童寮の改築について検討を進めてまいりたい。 |
|
児童相談所とえひめ学園の人的相互交流の方策を検討してほしいがどうか。
|
保健福祉部長 |
|
動画 |
|
|
近年、児童や家庭をめぐる問題が複雑・多様化している中で、児童相談所から入所措置される児童は、お話のように、虐待経験により心理的外傷を負った児童や拒食症などの心身症的傾向を示す児童など情緒面で不安定な児童の入所が増加している。
このため、精神科の嘱託医や児童相談所の心理判定員のアドバイスを得て処遇の充実に努めているところであるが、様々な問題を抱えて入所する児童の処遇には、職員の資質向上や心理職の専門職員による心理的ケアの充実を図っていくことが大切であると考えている。
えひめ学園職員を、児童に関するさまざまな問題について相談に応じ、診断・指導を業務とする児童相談所に配置することは、職員の資質や相談所の専門性の向上となり、また、児童相談所の心理判定員のえひめ学園への配置は、学園職員の資質向上や児童の処遇体制の充実が図れるが、現在の体制では、心理判定員と児童自立支援専門員との人的相互交流を行うためには、増員が必要となるなどの課題があり、今後、方策について検討して参りたい。 |
|