国を図るとき、特に情報とか国益に関する事は、ある側面からしか情報として伝わらない事が多く、右側から左を見る、また左側から右を見る様につとめなければ確かな判断は困難となる。

例えばベルリンの壁は、一方的に東から西へのみではなく、西から東への亡命もあったと聞かされた。なぜなら戦後1945年より1961年までは自由な交流があり壁はなかった事、そして芸術、音楽も多くの施設は東側にあった事、東西ドイツの統合によって戦後処理は、1930年台のヒットラーの台頭に逆のぼらねば、土地の権利等その後の戦争又公有化をどの様に補償するのか、ユダヤ人に対するもの、そして教育によっても、マイスター制度においても、西側主導であり、これから民主主義社会の確立をどの様に完成するのか。
しかし、政権が変わり、移民、不法流入によりマイスター制度の不安視、賃金及びサービスの低下をまねき、雇用の安定が不安と変わると、以前の様な外国人に対するナチズムが台頭してきている。

ベルリンの朝 6:00
(元気な清掃員と共に)

戦後、緑の党は、国民の環境への理解が進むにつれ力をもってきたが、これからのドイツの進むべき道はいまだフレキシブルであり、右派の台頭により原発の復活も政府として取り組む可能性がある。
しかし、国民はそれに反発することが予想され実現は困難と考える。
しかし、福祉、環境の充実は税の増収が不可欠であり、少子化、経済の停滞はこれまでの様な行政が出来るか疑問である。
これからは国益を考え、将来に夢の持てる地域、国づくりが当然目的であらねばならない。そこでガソリン税で税収を増し、又環境を向上させる為に自動車を減らせば今度はドイツ経済(車の占める割合)はもたなくなり、福祉も出来なくなる。世の中はそのバランスである。

私はドイツが大変すきです。なぜなら質実剛健、質素倹約。

ドイツと隣国、例えばポーランドは10:1であり、日本企業が東南アジアに安い人件費を求め生産を移すと同じく、ドイツでもポーランド等低賃金国へ生産を移しており、例えばBMWはノルウェイの安い税にひかれ本社を移動済み、またソニーは、日本の企業と日本人は考えているが、世界戦略の中で各地域の支部は自国の企業と考える様になり、日本からドイツへ本社が移っても何ら問題ないと考えており、しかるに我らがソニーと言われるゆえんである。

ベルリンの壁の刻印
(1961年〜1989年)

第2次大戦、ノルマンディーから米英はパリに入り、ドイツはソ連にまかせた。なぜなら第2次大戦後フランスの左党化を一番心配したからであり、実際にフランスには最大の組織があった。
東側は共産主義のもと、神を持たずが基本であり、教会への弾圧はなかったが、東側国民は宗教に無関心であり、西側の様に教会税など考えられなかった。日本の仏教の様であったと思う。あるドイツ人は、21世紀中には日本もキリスト教国となるのではないかの予想がされている。なぜなら、日本人が自分らの国を認めていない事であり、日本の歴史自体を否定する日本の教育がある様に感じている事。これからは歴史を見直し、事実を伝え、長い歴史の中の1時期として戦争をとらえ、決して軽視するのではなく歴史として伝え、後の時代を切り開く為の教訓とすべきと思う。日本をもう1度たち直らせる事が急務であります。誇りある国家、そして、国益、目的、日本再建の為のパワーが出ると信じる。
日本が後戻りする事は大変残念ですが、自国の歴史、文化を見直す事は大切である。

ドイツではベルリンの壁を一部残し、戦争の記憶をいつまでもひきずるべきか、長い2000年の歴史の12年にとらわれ国民が誇りを失う事よりも、将来の子供達の為に夢と希望を持ち前進すべきか、分岐点にある。
マイスター制度は、職種、階級によって細部まで把握出来、今何人がどの職種で解雇され、何が生産低下か、又外国人の流入による雇用失業率は瞬時に判別。今我々がドイツに学ぶ事はバランス感覚であります。マイスター制は、長年の労使関係があるから出来るものと思う。
多くの国内外の問題をかかえながらも前進する力強さ。

ドイツは         ○成長可能な社会
ヨーロッパ北欧3国は   ○維持可能な社会

カイザー・ビブ教会
(1943年に破壊されたが平和記念  
の象徴とされている)

現シュレーダーは雇用の確保を公約としたが、失業率はUP、国民の批判を受け近々にある選挙においてやっ気となっている。これが国民の考え、投票行動によっては大きく路線が変化する事が考えられる。

しかし我々には壁の意図、そこにうごめく感情を感じ取ることは出来ないが、村田氏のガイドにより、色々な物の見方と聞く耳をもつ事を学び、壁の存在についても改めて考えさせられ、今のドイツであれば現物を残す事よりそれをのりこえ記憶の中にとどめ軽々な気持ちでなく、未来の為に残す事より取りのぞく事の大切さを重視するであろう。
あらためて研修とは良い部分をとり入れ、足らざる部分は理解する事。
議論や批判をする為でなく学びの場として紳士的態度が必要である。それが国際人としてのマナーで
ある。

鉄道の分割民営化を日本をモデルに実行したが、成功しなかった。
早朝、中央公園の清掃では、中央駅前のごみの山、あきビンの割れたガラス等が散乱し目にあまる状態が、早朝より清掃する事により(6:00〜8:00)、8:00にはすっかりごみは取り除かれ美しいドイツへと変身する。

作業員も若く明るく自分の職業に誇りをもって活発に作業を行っており、マイスター制度の充実も大きな役割をはたしたものと考える。
 またボランティアの人達による公園清掃も実施されている。